人間の意志力と成功率を考える上で、すごく面白い事例は、
「メニューにヘルシーな品物が載っていると、客はカロリーの高いものを注文するようになる」という話
ダイエットのための有利な選択肢が手に入ると、それだけで何かを達成したと考え、自分にご褒美を与えてしまう
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
「美味しい低カロリーの店」を見つけると、人はお祝いのように高カロリーのものを食べてしまう
「参考書買っただけで勉強した気になる」とか「スポーツクラブの入会手続きを終えただけで運動した気になる」のと同じ
目標に対して有利な条件を見つけると、達成したと思い込んでやる気が減速してしまう
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
ヒトは良いことをした後、何かでそれを解消してバランスをとろうとしてしまいがちなので、
「ToDoリスト」なんかも、個人の進捗にとって逆効果になることが多いらしい
チェックして達成感を感じるたびにスピードが落ちるから
アウトプットを最大化する方法は、「毎日同じことをやる」に尽きる
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
「めちゃくちゃ頑張る!」って、後でそのぶんだけ休んでしまうから、あまり成果は上がらないんだよね
毎日同じことをするのが、出力を最大化するための方法
仕事が外部要因に大きく左右される場合は仕方ないけど、クリエイターはルーティンワークが大事
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
何かを終えた後に休んでしまうくらいなら仕方ないけど、
ほとんどの人は、目標に対して有利な要素を発見したら、その時点で何かを達成した気分になって、必要な作業を未来に先送りしてしまう
「いけそうやん!」って明るい気持ちになるとスピードが落ちる
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
「未来を楽観視して課題を先送りしてしまう」人間の心理的傾向は、強固なものなので揺るがし難いらしい
これに対しては、「人間は今日と同じことを明日もやってしまう」という考えを意識するのが効果的
「毎日同じことをする」を徹底することで、未来の楽観視を防ぐことができる
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
禁煙を目指す人に効果的なのは、「毎日同じ本数を吸う」ように指示することらしい
「今日より明日の本数を少なくしろ」と指示すると、明日から頑張ろう!となって吸いすぎてしまう
「今日と明日の本数を同じにしろ(減らすのはいいよ)」言うと、指示してる内容はほぼ同じでも、減らせる確率は上がる
— ドラゴン忍者 (@dragonnninja) 2018年11月30日
「毎日同じように作業できればいいな」と、なんとなく感じてる人は多いと思うが、理屈で説明するとこうなる。
ちなみに、上で述べた話は、ケリー・マクゴニガルの『スタンフォードの自分を変える教室』に出てきた。自己啓発本っぽいタイトルの本だけど、内容はけっこうしっかりしてるのでおすすめ。